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即動必遂

[2019.04.12]

311日は何の日だったか覚えているでしょうか?

平成23311日に東日本大震災が発生した日です。

最近アマゾンであなたにおすすめの本ですと紹介されたのがこの「即動必遂」という本です。これは「そくどうひっすい」と読みます。著者は火箱芳文(ひばこよしふみ)氏。買って驚いたのは、この著者は福岡県築上郡上毛町(旧新吉富村)出身で中津南高校の卒業生でもあり、東日本大震災発生時の陸上自衛隊の幕僚長であった方です。

「即動必遂」とは「すぐに行動し、粘り強く必ず最後まで任務を遂行する」という意味で、火箱氏の造語だそうです。

この本は東日本大震災時の陸幕長が部隊運用と成功に見えた活動の裏にある問題点を語る本ですが、この中で心に残ったことを紹介します。

陸幕長(火箱氏)は自衛隊の作成行動はシビリアンコントロールが原則である中で、大震災発生後クビをかけて即動し、震災発生の第一報を受け中央指揮所へ移動する間の5分で作戦骨格を考え、その後30分で直接各総監部へ派遣部隊の指示を終えたそうです。

各部隊は13日未明に東北へ向かいましたが、その時にはまだどの地域へ入るのか決まってはいなかったそうで、とにかく現場へ向かわせその移動中に展開地点を定めたとのこと。人命救助の72時間の壁を考えると「即動」のおかげでどれだけの命が助かったか計り知れません。意思決定のお手本と言えます。

これは、火箱氏が阪神淡路の際、命令待ちで出動が遅れ自衛隊の能力を活かせなかった経験を知恵として身に着け、作戦行動の判断・決断材料としたからです。

震災発生時に「戦(いくさ)」の匂いを感じ取り即動できたのは知識習得による想像力、判断力、体験を通した知恵の習得による決断力が備わっていたからと本の中でも言っています。

知識の習得は想像力・判断力の源であり、知識がなければ想像力や判断力をつけることはできない。また、自らの体験のみから得られる知恵は決断力の源と言えます。体験することによって得られる知恵は知識とは違い、決断力や判断力に不可欠なのです。

なかなか自衛隊のようにはいかないけれども、仕事の面だけでなく、生きていくうえで見習わなくてはいけない点があるのではないかと思います。医療や介護、教育に携わる各自の持ち場で、日々非常時の備えをしていざという時は直ぐに行動し、目的を達成するまでしっかりとやり抜くようにしておきたいものです。

3月のグループ全体朝礼挨拶より)

 

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